2015-01-01から1年間の記事一覧
自主ゼミをやってみよう 第9回【前編】では、「みんなでわいわい」議論する時間と、「それぞれもくもく」各自の課題に向き合って自学する時間とをきちんと分けた行程表(ロードマップ)をつくってから自主ゼミを行うことをおすすめした。みんなで集まって行…
みんな、自主ゼミってどんな風にやってるの? この連載では、大教室講義と少人数ゼミ、そして自学を【法学学習のトライアングル】と位置づけて、法学学習のコツについて考えてきた。今回は、自分ひとりではなく、「友人と共に学ぶ自学」、いわゆる自主ゼミに…
弘文堂編集部です。いつも「タイムリープカフェ」をご覧くださり、ありがとうございます。 12月第2金曜日の更新(12月11日)は、都合によりお休みさせてください。 次回は12月18日(金)に更新する予定です。どうぞお楽しみに!! 今後ともご愛読をどうぞよ…
【内なる声】で法学学習を深めるために 前回(第8回【前編】)では、大教室講義や少人数ゼミのノートをとるときに、「現在行われている議論の流れ」を書くだけではなく、「【内なる声】メモ」を書いていくことによって、その時々の疑問や驚き、そして意欲を…
「効率的な勉強方法とはどんなもの?」という相談 行政法1の講義後に、二人の学生が質問にやってきた。一人は法経学部法学科3年生で法曹を目指すAさん。一通りの法学科目は履修済み。もう一人は他学部で公務員試験対策のために法律科目を学ぶBさん。憲法と…
自分が報告しないときのゼミでの過ごし方 少人数ゼミは通常、5名~15名程度の学生が、交替で報告をするというかたちで進んでいく。第7回【前編】では、報告者の立場でゼミに参加することの意味を詳しく紹介した。判例評釈や論文に触れ、知りたいことのために…
大教室講義・少人数ゼミ・自学の「法学学習のトライアングル」最終章 連載開始から半年が過ぎ、折り返し地点がやってきた。新学期が始まるタイミングでもあるので、今回は少人数ゼミについてとりあげることにしよう。この連載では、「法学学習のトライアング…
「好きは仕事につながらない」は本当か 学部4年生の頃、私は「いままで弁護士になるために勉強してきたけれども、行政法が好きだから、行政法のプロになりたい。でも、行政法と仕事を結びつけるには、研究者になるしかないのかな・・・なれるんだろうか」と考…
改めて:10年前の自分たちに 真夏の暑さも一段落して、この連載も第6回、もうすぐ折り返し地点にさしかかろうとしている。第5回までの話で一応ひとまとまりなので、ここまでを連載の前半とし、今回は改めて「10年前の自分たちに語りかけるなら」というこの連…
前回のおさらい 第5回【前編】では、法学学習の6ステップを踏まえた上で、自分なりのインプット法を見つけよう、という話をした。私が学部3年生のときに始めた、3色ボールペンを使ったインプット法も、そのひとつである。今回は、前回紹介した「ルール」を…
どうやって自分の学習法を見つけるか? 夏休みに入り、サークルやバイトで忙しく飛び回っている大学生も多いことだろう。しかし、せっかく定期試験というアウトプットの機会を得たのだし、ここで一度、自分の勉強法を見直してみてはどうだろうか。第5回は、…
弘文堂編集部です。いつも「タイムリープカフェ」をご覧いただき、ありがとうございます。 8月第2金曜日の更新(8月14日)は、夏季休暇のためお休みさせてください。 次回は8月21日(金)に更新する予定です。お待たせしてしまい申し訳ありません。 今後とも…
長文記述式問題でありがちな失敗 第4回【前編】は、「書き方がわからない」という壁に気がついてもらうために、いろいろな「アウトプットの場面」を紹介した。予想問題をつくってみたりして、一行問題を実際にやってみた、という方はいらっしゃるだろうか?……
習ったとおりにやろうとしても 「講義で先生が説明したことは、なんとかわかったぞ、あとは試験を受けるのみだ」 第3回【前編】と【後編】では、一つ一つの項目をじっくり学ぶ「虫の目」と、科目全体をみて項目のつながりを意識する「鳥の目」との両方を使…
大教室講義・少人数ゼミ・自学のトライアングル 第3回【前編】では、法学の学習は1周目では終わらないこと、むしろ2周目・3周目で面白くなってくることを紹介した。でも、大教室講義だけでは何周も出来ないのである。結論から言うと、法学を学ぶというこ…
講義中盤でつまづいて 法学系の講義は、大教室で行われる事が多い。 講義が進んでしばらく経ち、出席者数が落ち着いてくると、学生からこんな質問をもらうようになる。 「講義を受けていても身についている感じがしません・・・勉強法が間違っているでしょうか…
教科書指定は人それぞれ 第2回【前編】では、教科書指定される本にも「体系書」と「テキスト」があるということを書いた。それでは、実際の講義ではどのように教科書が利用されているのだろうか?私が見聞した範囲内でも様々なやり方がある。まずはそれらを…
法学部生あるある~教材代が高い 法学部に進学してすごく驚いたことのひとつ、それは「教科書が高いし重いし多い」ということ。私は学部生の頃、かなりたくさんのバイトをしていた。その理由は、法学部の授業に使う教材にかかるお金がとても高く、読みたい本…
前回(第1回【前編】)では、未知なるものに挑むために学説をどう捉えるべきかを考えた。続きとなる今回は、「なんで実務家志望でも学説を学ぶの?」という質問に答えよう。ただ、その前に、「出発点となる条文と判例を確認」というときの「判例」について、…
ある真面目な学生からの質問 忘れもしない、人生はじめての講義でもらったコメントシートの質問は、とても切実な悩みだった。 「大学の講義、とまどってばかりです・・・答えは一つじゃないんですか?」 高校までとは違って、教科書もバラバラだし、答えが一…
もしも10年前の自分たちに語りかけるなら 「もしも10年前の自分たちにちょくちょく出会うとしたら、どんなことを伝えるか?」 SF小説をはじめよう、というわけではない。私の仕事の一部分は、まさにこんな問いを突きつけられる場面ばかりなのだ。さて、私の…