『義務付け訴訟の機能』はこう変わった~書籍化によせて

大幅書き直し、追加があります! タイムリープカフェをご覧のみなさま、お久しぶりです。横田明美です。 すでに編集部からのお知らせにあるように、 このたび、弘文堂から「行政法研究双書」シリーズの一冊として、『義務付け訴訟の機能』を刊行させていただ…

『義務付け訴訟の機能』刊行のお知らせ

弘文堂編集部です。 2016年3月に連載終了しました「タイムリープカフェ~法学を学ぶあなたに」ですが、今もなお、たくさんのご感想・反響をいただいております。いつもありがとうございます。 さてこのたび弊社より、横田明美先生初の単著『義務付け訴訟の機…

第12回後編:自分の未来のつくりかた~法学を学んだあとはどうするの?

法学を学んで身につけられるものは何か 「法学部を卒業したけれども、法律のことなんて忘れてしまった」 「法学部を出ても法曹にならなかったら、法学部で学んだことは無駄になるのでは?」 こんな疑問は、昔からよくあることだったようである。 第3回【後編…

弘文堂よりお知らせ

弘文堂編集部です。 いつも「タイムリープカフェ」をご覧くださり、ありがとうございます。 第12回後編は、3月31日(木)に更新いたします。 1年にわたり続きました当連載も、次回で最終回となります。最終回では、これまでの内容を振り返りつつ、法学を学ぶ…

第12回前編:法学研究を志す人のために~法学を学んだあとはどうするの?

法学を学んだあと、どうするの? いよいよ最終回がやってきた。法学を学ぶ皆さんに最後に伝えたいことは、「法学を学んだあとはどうするの?」という問いかけに対する、私なりの答えである。ここまでは「いかに法学を学ぶか」について皆さんと一緒に考えてき…

第11回後編:社会を変えるには?法学を基軸に他分野にも橋を架けてみよう

法経学部・法政経学部の教員になってみて 本ブログの趣旨であり、キャッチコピーでもある「もしも10年前の自分たちにちょくちょく出会うとしたら、どんなことを伝えるか?」という言葉。もちろん、これは比喩であり、実際に日々出会っているのは千葉大学の法…

第11回前編:科目を越えたリンクを自分で見つけてみよう

「対話で研究する行政法」 本連載も残すところあと2回(4記事)分となった。「もしも10年前の自分たちにちょくちょく出会うとしたら、どんなことを伝えるか?」という本ブログの趣旨を考えると、最後にぜひ伝えておきたいことがいくつかある。今回は私が研究…

第10回後編:自分の時間を可視化することが時間管理・体調管理の第一歩~法科大学院に進むあなたに

進学2ヶ月後の体調不良を引き起こさないために 前回(第10回【前編】)は、「法科大学院進学後2ヶ月の間に、体調を崩す人が多い」という話で締めくくった。その理由は、法科大学院での「予習・復習」には、法科大学院自体の講義のための予復習(動的視点(横…

第10回前編:基礎知識の「縦糸」と動的視点の「横糸」~法科大学院に進むあなたに

法学部から法科大学院に進学すると・・・ 卒業論文指導もひと段落したある日、法科大学院への進学が決まった法学科4年生*1から、こんな質問をもらった。 「横田先生も10年前は法学部から法科大学院へ進学したんですよね・・・?法科大学院ってどんなところですか?…

第9回後編補足:「みんなでわいわい」「それぞれもくもく」で研究室内卒論指導

お詫び~年始行事の卒論指導 あけましておめでとうございます*1。千葉大学法政経学部の前身である法経学部では、法学科、経済学科、総合政策学科という学科があり、私は総合政策学科の担当教員をしております。経済学科と総合政策学科には卒業論文指導という…

第9回後編:「みんなでわいわい」「それぞれもくもく」・・・意識をきりかえていろいろな自主ゼミをやってみよう

自主ゼミをやってみよう 第9回【前編】では、「みんなでわいわい」議論する時間と、「それぞれもくもく」各自の課題に向き合って自学する時間とをきちんと分けた行程表(ロードマップ)をつくってから自主ゼミを行うことをおすすめした。みんなで集まって行…

第9回前編:行程表(ロードマップ)を決めて「自主ゼミの罠」を回避しよう

みんな、自主ゼミってどんな風にやってるの? この連載では、大教室講義と少人数ゼミ、そして自学を【法学学習のトライアングル】と位置づけて、法学学習のコツについて考えてきた。今回は、自分ひとりではなく、「友人と共に学ぶ自学」、いわゆる自主ゼミに…

弘文堂よりお知らせ

弘文堂編集部です。いつも「タイムリープカフェ」をご覧くださり、ありがとうございます。 12月第2金曜日の更新(12月11日)は、都合によりお休みさせてください。 次回は12月18日(金)に更新する予定です。どうぞお楽しみに!! 今後ともご愛読をどうぞよ…

第8回後編:【内なる声】をきっかけに自学をすすめよう

【内なる声】で法学学習を深めるために 前回(第8回【前編】)では、大教室講義や少人数ゼミのノートをとるときに、「現在行われている議論の流れ」を書くだけではなく、「【内なる声】メモ」を書いていくことによって、その時々の疑問や驚き、そして意欲を…

第8回前編:「わからないこと」を次の自分にうまく受け渡そう

「効率的な勉強方法とはどんなもの?」という相談 行政法1の講義後に、二人の学生が質問にやってきた。一人は法経学部法学科3年生で法曹を目指すAさん。一通りの法学科目は履修済み。もう一人は他学部で公務員試験対策のために法律科目を学ぶBさん。憲法と…

第7回後編:「良い質問」って何だろう~少人数ゼミで質問のしかたを学ぼう

自分が報告しないときのゼミでの過ごし方 少人数ゼミは通常、5名~15名程度の学生が、交替で報告をするというかたちで進んでいく。第7回【前編】では、報告者の立場でゼミに参加することの意味を詳しく紹介した。判例評釈や論文に触れ、知りたいことのために…

第7回前編:「調べ物」の難しさと必要性を学ぼう~少人数ゼミのすすめ

大教室講義・少人数ゼミ・自学の「法学学習のトライアングル」最終章 連載開始から半年が過ぎ、折り返し地点がやってきた。新学期が始まるタイミングでもあるので、今回は少人数ゼミについてとりあげることにしよう。この連載では、「法学学習のトライアング…

第6回後編:思い込みを疑おう~「好き」を仕事にするために

「好きは仕事につながらない」は本当か 学部4年生の頃、私は「いままで弁護士になるために勉強してきたけれども、行政法が好きだから、行政法のプロになりたい。でも、行政法と仕事を結びつけるには、研究者になるしかないのかな・・・なれるんだろうか」と考…

第6回前編:学部生には見えない世界~法科大学院、博士課程でみえてきたこと

改めて:10年前の自分たちに 真夏の暑さも一段落して、この連載も第6回、もうすぐ折り返し地点にさしかかろうとしている。第5回までの話で一応ひとまとまりなので、ここまでを連載の前半とし、今回は改めて「10年前の自分たちに語りかけるなら」というこの連…

第5回後編:ぱうぜの3色ボールペン法~自分なりのインプット法実践編

前回のおさらい 第5回【前編】では、法学学習の6ステップを踏まえた上で、自分なりのインプット法を見つけよう、という話をした。私が学部3年生のときに始めた、3色ボールペンを使ったインプット法も、そのひとつである。今回は、前回紹介した「ルール」を…

第5回前編:6ステップを踏まえて自分なりのインプット法を見つけよう

どうやって自分の学習法を見つけるか? 夏休みに入り、サークルやバイトで忙しく飛び回っている大学生も多いことだろう。しかし、せっかく定期試験というアウトプットの機会を得たのだし、ここで一度、自分の勉強法を見直してみてはどうだろうか。第5回は、…

弘文堂よりお知らせ

弘文堂編集部です。いつも「タイムリープカフェ」をご覧いただき、ありがとうございます。 8月第2金曜日の更新(8月14日)は、夏季休暇のためお休みさせてください。 次回は8月21日(金)に更新する予定です。お待たせしてしまい申し訳ありません。 今後とも…

第4回後編:「発想」「整想」「成果物」の3ステップ~アウトプットの心がけ

長文記述式問題でありがちな失敗 第4回【前編】は、「書き方がわからない」という壁に気がついてもらうために、いろいろな「アウトプットの場面」を紹介した。予想問題をつくってみたりして、一行問題を実際にやってみた、という方はいらっしゃるだろうか?……

第4回前編:やってみてはじめて気づく「わからなさ」~アウトプットの心がけ

習ったとおりにやろうとしても 「講義で先生が説明したことは、なんとかわかったぞ、あとは試験を受けるのみだ」 第3回【前編】と【後編】では、一つ一つの項目をじっくり学ぶ「虫の目」と、科目全体をみて項目のつながりを意識する「鳥の目」との両方を使…

第3回後編:講義と自学を行き来する~インプットの心がけ

大教室講義・少人数ゼミ・自学のトライアングル 第3回【前編】では、法学の学習は1周目では終わらないこと、むしろ2周目・3周目で面白くなってくることを紹介した。でも、大教室講義だけでは何周も出来ないのである。結論から言うと、法学を学ぶというこ…

第3回前編:何周も回ることを恐れずに~インプットの心がけ

講義中盤でつまづいて 法学系の講義は、大教室で行われる事が多い。 講義が進んでしばらく経ち、出席者数が落ち着いてくると、学生からこんな質問をもらうようになる。 「講義を受けていても身についている感じがしません・・・勉強法が間違っているでしょうか…

第2回後編:教科書と講義の関係は?~教科書とのつきあい方

教科書指定は人それぞれ 第2回【前編】では、教科書指定される本にも「体系書」と「テキスト」があるということを書いた。それでは、実際の講義ではどのように教科書が利用されているのだろうか?私が見聞した範囲内でも様々なやり方がある。まずはそれらを…

第2回前編:なんでこんなに分厚いの?~教科書とのつきあい方

法学部生あるある~教材代が高い 法学部に進学してすごく驚いたことのひとつ、それは「教科書が高いし重いし多い」ということ。私は学部生の頃、かなりたくさんのバイトをしていた。その理由は、法学部の授業に使う教材にかかるお金がとても高く、読みたい本…

第1回後編:思考の流れを押さえる~実務家・研究者がやっていること

前回(第1回【前編】)では、未知なるものに挑むために学説をどう捉えるべきかを考えた。続きとなる今回は、「なんで実務家志望でも学説を学ぶの?」という質問に答えよう。ただ、その前に、「出発点となる条文と判例を確認」というときの「判例」について、…

第1回前編:「答えは一つじゃないんですか?」学説との付き合い方

ある真面目な学生からの質問 忘れもしない、人生はじめての講義でもらったコメントシートの質問は、とても切実な悩みだった。 「大学の講義、とまどってばかりです・・・答えは一つじゃないんですか?」 高校までとは違って、教科書もバラバラだし、答えが一…

Copyright © 2015 KOUBUNDOU Publishers Inc.All Rights Reserved.